職場環境プチ改善〜シュレッダー編〜
機密情報や書類管理が騒がれて久しく今ではどこの会社にもシュレッダーが備えられていることでしょう。
このシュレッダーはどれだけ高性能でも、詰め込む紙が多ければすぐに交換のランプが付き一時的に使用出来なくなってしまいますね。
皆さんはこのランプが点いた際どんな行動をとるでしょうか?
私ならその紙くずが一杯になったらまずは扉を開けて裁断された紙を袋の中に押し込み空きスペースを作り、袋の取り替えを極力しないように工夫をします。
そうしないと一杯になった袋を捨てにいかないといけませんからその方が大変ですよね。
紙を溢れさせた人は誰だ
ある日、袋がギチギチに詰められて一杯になれば取り替えるはずが気付いた時には袋から紙屑がはみだしており、どうも袋が箱にうまくかからずその隙間に溢れたまま箱が一杯になっているということがありました。
普段このシュレッダーをメンテナンスしている方々が”なんでこんなことをするの?”、”モラルを知らないんじゃないの?”と騒ぎ立て、更には”育ちの悪さが出ている”などと言いたい放題の状況になっている事がありました。
でも落ち着いてもう少し考えを巡らせてみましょう。
私が冒頭に記載した通り、袋は普通につけてあっても、一度ゴミがいっぱいになった時に別の人が押し込み、その時に外れたあるいは外れやすくなったかもしれませんよね。
ところが、その場では袋からはみ出さないようにちゃんとつけるように!と貼り紙を大きく張り出すべきと主張します。
でも先ほどの考察にあったように普通につけるという事が、認識できていない可能性もあるわけですから、正しい取り付け方や、押し込む時の注意点をしっかり写真で掲示しないと意味がありません。
集団行動で、なぜと思う事を解消しようとする場合、相手の気持ちになって考える事が重要ですが、この考え方は普段から聞き取ったり想像しないと身につかないものでもあります。
キャリアが長ければ覚えることでもありませんし、長いからこそ他の方からアドバイスを聞き入れず、自分本位の考えになってしまう事があるのです。
こういう時は、問題が起きた際の相手の心理を”モラルだ”とか”育ちの悪さだ”で片付けるのではなく、どうやったらそこに行き着くのかあるいはその事に気づかなかったのかを考える必要があります。
翌日、騒いでいた人とは別の人が、「正しい袋のつけ方(写真付き)」と「間違った袋のつけ方(写真付き)」を掲示しているのを見て、あぁ考える力のある方がまだ会社にいるのだなと安心したことを覚えています。
掲示物とは会社の願い
集団行動で間違った行動を取ってしまった人が不明の場合、その人を攻撃するような掲示の仕方をしても、本人は気にも留めないませんし、むしろ他の人が「これを書いた人性格悪い」と書いた人を特定して悪い印象を持たれることの方が多いはずです。
自分が気持ちよくなりたいのか、会社を改善したいのか。
会社の雰囲気や環境というものは普段改善をしたいと思っている人たちの考えが現れるものだということに気付く事が肝要です。
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